型枠専用釘
特許第6868324号に基づいた「型枠専用釘は」常識や固定観念を覆すものです。半世紀以前から型枠釘として使われてきたN45、N50の釘抜きは桟木と合板を型枠ハンマーで叩いて分離した後、合板側残った釘の尖端を3~4回叩いて背面に送り、材を返して突出した釘頭に型枠ハンマーを掛けテコの原理で抜く方法が延々と行なわれて来ました。
もしも、N45、N50の釘の尖端を型枠ハンマーで、一回叩いて釘が抜け落ちたならば「釘抜き機」が出現する事など有り得ませんでした。
「釘抜き機」は大手機械工具メーカーのマキタ、マックス、ハイコーキ他数社が販売して居り、コンプレッサーの圧搾空気で強引に釘を抜く為に危険が付随し、注意事項が多々あり、安全対策を講じた場所で作業する事が必要です。釘を抜く方法として、当然ながら「釘抜き機」は釘を抜くだけの機械ですから、先ずは型枠ハンマーで桟木と合板を分離し、一次集積、若しくは二次集積後、安全対策を講じた場所での釘抜きですが、「釘抜き機」のドライバガイドの射出口(4.5mm)に釘の尖端を合わせ合板面まで押し込みトリガを引いて圧搾空気で抜く釘は威力が有り、対処が必要です。
「型枠専用釘」で構成された型枠は型枠ハンマーで型枠を桟木と合板に分離した後、返す手で釘の尖端をハンマーで一回叩くだけで殆どの釘は抜け落ちます。「型枠専用釘」と一般釘(N45、N50)の違いは僅かですので使用上の違和感は有りません。
特許法に於いて、僅かな改良では特許になりませんが、「型枠専用釘」の効果は絶大で「釘抜き機」を遥かに凌ぎ、淘汰します。
図1は、桟木に合板を打ち付けたもので、図2は桟木と合板を型枠ハンマーで分離し、合板に残った釘の尖端をハンマーで叩けば、瞬時に釘は抜けますが、その途中経過図であり、釘は合板から殆ど剥離、接点は一部のみ、図3では釘と合板の接点は無く、抜け落ちます